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「退職辞退」は恥ずかしいことなのか?

当社は退職代行サービスを行っています。
退職についての悩みは人それぞれ。
「辞める」というのは人生の転機になるという意味では、なかなか大きな決断の一つです。
そんな退職に関しての相談を受けていますと、タイトルのような相談を受けることもあります。

勢いで「辞めてやる!」と言ったものの、冷静になってみたら何だか決断が間違っていたかも・・・となるようなケースです。
辞めると言ってしまった手前、なかなか撤回するのも恥かしい・・・

そんな悩みも結構あるものです。今回は、そんな「退職辞退」「退職撤回」についてのお話です。

退職辞退は恥ずかしい・・・?

やはり、「辞める」と宣言したならばその申し出を辞退・撤回するのは多少の気恥ずかしさはあるかと思います。
むしろ、それが正常な反応かと思います。

しかし、しっかりと考えた末の決断であればしっかりと会社側に撤回の旨を申し出ましょう。
普通、退職しますと言っても会社側は慰留(引き留め)を行うことが多いです。
会社側から慰留されていた場合は、素直に「慰留されて考えが変わった」と申し出ればスムーズに話も進むでしょう。

退職というのは、権利ですから退職する自由は保障されています。
一方で、退職の辞退・撤回を会社側が受け入れるかどうかというのは少しだけ難しい問題が発生してきます。

退職辞退・退職撤回が認められるケースとは?

間違える人が意外と多い!退職願・退職届・辞表の違い
https://c-full.jp/difference-between-retirement-application-and-resignation-notification/
こちらの記事でも紹介していますが、退職を申し出た際に提出した「書類」によって退職の辞退・撤回の可否が決定してしまう場合があります。

退職辞退・撤回が認められるケース
「退職願」を提出してる場合がこれに当たります。
また、口頭で申し出ただけという場合も辞退・撤回について応じてくれるでしょう。
「退職願」とは退職したいと考えています。認めてくださいねという意味合いの書類です。
双方の合意に基づいて撤回することは可能です。

退職辞退・撤回が認められないケース
「退職届」を提出している場合、基本的には退職の意思を撤回することはできません。
「退職届」は辞めますよ!という意思表示です。
したがって、書類の性質上辞退・撤回は難しくなります。

という感じで「退職届」を提出している場合は、「辞退・撤回」が難しくなります。
もちろん、会社側としてどうしても慰留したいといった事情などがあればその意思を尊重してもらえる可能性はありますが・・・

退職辞退・退職撤回を行うためのプロセス

さて、ここからはあくまで「退職届」を提出していないという前提でお話していきます。
まず、退職するには意思表示が必要です。
基本的には、
直属の上司に申し出⇒退職意思の確認⇒退職日の確定・引継ぎの段取り設定⇒退職願の提出⇒退職
という流れになります。

会社によっては退職願の提出はもっと早い段階で行われることもあります。

問題は、どのステップで「退職辞退」を行うのがスムーズか。
基本的には直属の上司との話し合いの中、実際の「退職意思の確認」の時点で辞退・撤回ができれば申し分ないかと思います。

最悪「退職願」であれば提出後の撤回も可能です。
少しでも心に引っ掛かりがあるのであれば、いきなり「退職届」を出すのではなく、まずは口頭で退職の申し出⇒退職願という形で対応していきましょう。

逆に言えば、退職の意思が固く辞退も撤回もしないのであればどちらの書類を出しても違いはありません。

もし自分で辞退できなかったら・・・

退職辞退は可能ですが、もちろん気恥ずかしさから直接言い出せないということもあるかと思います。
そのような場合、当社経由で会社側とお話することも可能です。

勢いで「辞める」となったものの、やっぱり「辞めるのやめた!」ということは往々にして考えられることです。
仕事は自分の人生において重要なもの。
しっかり考えて退職するのか、やはり残るのかを決断して欲しいと思います。

?もし自分で退職辞退ができない場合は?
https://c-full.jp/contact/

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