Column

今だからわかる!新型コロナウィルス対応で会社の本音を見極めよう

毎日話題になっている新型コロナウィルス。

社会全体が大きな影響をうけている中で、

皆さんの働いている会社にも何かしら影響が出ていることと思います。

このような緊急事態では、会社毎にいろいろな対応をしています。

会社の状況や業界によって様々な対応がありますが、対応の仕方をよく見てみると、会社の本音が見えてくることがあります。

会社の対応は大きく分けて2つ

細かく分類すればもっと多く分かれるんですが、まずは大きく2つに分けることが出来ます。

1.時流に合わせて改革する会社

テレワーク・テレビ会議の導入や会議縮小など、働き方の根本から見直す方法がこれに当たります。データのやり取りが主流な会社で、都市部で多く見られる動きですね。
テレビでもやたら取り上げられているので、これはわかりやすいですよね。

また、工場などテレワークが出来ない会社では、時短勤務や時差出勤といった対応もこの分類に入れてよいでしょう。

2.今まで通りのやり方を維持する会社

そのままですね。今まで通り特にかわらない会社です。

なんだか悪いことのように感じる方がいるかもしれませんが、インフラ、物流業界、スーパーなどのように忙しくなった業界では仕方ないというケースもあります。

ただ、特に理由もなく現状維持をしている会社はあまり褒められたものではないと思いますが…

改革していればそれて良いのか?

先ほどのように、一般的には何か改革をしている会社が良いように感じられますよね?

しかし、適切な準備をしないで改革することのリスクがあるのも事実です。

例えば、
・社員それぞれのオンライン環境を調査もせず、テレワークを始める
・セキュリティリスクの対策を講じずにテレワークを始める
・人員の適切な配置をせず、とにかく残業時間削減・時短勤務開始
・会議はしっかりやるけど時差出勤

他にもいろいろありますが、このような状況で対応しろと言われても、うまくいくイメージがわかないですよね。

改革の準備に注目してみよう

先ほども述べたように、改革するだけでは大変になることもありますし、実際に経験された方もいるのではないでしょうか。

大変になる場合、改革の準備に問題があることがほとんどです。
そこで、会社がどのような準備をしていたかに注目してみましょう。

例えばテレワークについて見てみると、このような感じです。
・対象社員に必要なパソコンやネットワーク環境を会社が整っているか調査されていたか(a)
・環境が整っていない社員について、問い合わせ窓口が明確になっていたり、対応方法が複数提示されていたか(a)
・利用するツールの詳細や利用方法について説明があったか(a)
・セキュリティなど、必要な措置について事前説明があったか(a/b)
・トラブル時の連絡先が明確になっていたか(a/b)
・取引先への説明が出来ていたか(b)
・取引先がいつでも問い合わせ可能な対応窓口を準備していたか(b)

当たり前のように感じるかもしれませんが、このようなことが出来ていない会社が多く存在しています。
そのため、社員がつらい思いをするなんているケースが起こってしまうのです。

会社の本心は、配慮の方向で見極めろ!

改革の準備で挙げた内容は、どれも配慮があったかを確認しています。

また、(a)は社員に対しての配慮で、(b)は取引先に対しての配慮です。

配慮できる会社というのは、少なくとも相手のことを考えることが出来る会社ということです。

辛いときの対応にも、相手を考えることが出来る会社というのは、社員にとっても、取引先にとっても良い会社であるケースが多いでしょう。

社員への配慮がしっかり考えられている会社というのは、社員を大切にしている会社です。

そこで働く人にとっても居心地の良い会社というケースが多いでしょう。

取引先に対しての配慮がしっかり考えられている会社というのは、取引先を大切にしている会社ということになります。

取引先側としても、いろいろ考えて配慮してくれる会社との取引を大切にします。

自分の働く会社の配慮が、いったいどの方向に向いているのかで、何を大事にしている会社か見えてくることもあります。

このような目線で新型コロナウィルスでの対応に注目してみるのもよいでしょう。

まとめ

新型コロナウィルスの影響で、社会は大きく動いています。

苦難のときほど、人も会社も本音が見えてきます。

あなたの働く会社の配慮は、
・社員向きですか?
・取引先向きですか?
・どちらも向いていますか?
・役員向きですか?

こんなご時世だからこそ、皆さんの働いている会社の本音を見極めて、今後長く働くべき会社か判断する材料にしてみてはいかがでしょうか。